我慢を怒りではなく「力」に変換できる人は強い

こんにちは、ゆくりです。


「我慢は美徳」という概念が、日本には深く根付いています。


でも、我慢という意味を検索すると「辛いことを耐え忍ぶこと」と出ます。


言葉だけ聞くと、うーんとなりますね、、。


我慢強いとか、辛抱強いとかって言う言葉を褒められたと取る人もいるかもしれません。


だって、そこに「楽しさ」は見えづらいから。


楽しいの対義語は、「苦しい」「つまらない」


後者は明らかに我慢という言葉に近いです。


仏教語では、我を拠り所として心が高慢であること、強い自己意識から起こす慢心、つまり煩悩を表します。


どれもあまりいい意味に聞こえませんが、人が変わるときってこうした我慢や抑圧された状況が多少は必要なんじゃないかと思います。


「現状維持」という言葉があります。


今が幸せと思えることはとても素晴らしいことです。そもそも、人は身の安全を第一に考え、現状維持を選ぶ生き物で、変化を嫌います


でも、現状に満足できない時は、違和感という「圧」が心にじわじわと迫ってくるので、人は変化しようと努力する。


何かを我慢していたり、本音とズレたことをしていると人生はうまくいきません。


占星術では、節目ごとに変化の道筋を示してくれます。それは私達にとって「変わらなきゃいけない」という無言の圧になる。


そして、この「圧」を処理できず、怒りに変換する人がいます。


怒りの対象は、家族や環境や、子供、職場の上司・・などなど


わたしの不満は周囲の誰かや環境のせい、親から言われたからだ!と思って、解決を図ろうとする。


周囲の態度は一時的に変わるかもしれないけれど、自分に矢印は向いていないので、「私」を変化させることも、物事を解決に導くことも難しい。


でも、その「圧」の原因の糸を自分に向けてたぐっていくと、「我慢している何か」が見えてくることがあります。


あー私、良いお母さんでいたいんだな

私、この仕事やりたくないのかも

人に頼みたいけど、頼めない


わたしが我慢している何か


ここで、自分に矢印を向ける勇気を出せるか、出せないか。


そこが、変わっていける人と、そうじゃない人の違いじゃないかと思います。


占星術では、火星や土星、冥王星、アスペクト(星と星の角度)などで読みますが、我慢や抑圧など、一見ネガティブだと思われるエネルギーから運を開いていく人がいます。


「なんで私ばかりこんなに辛いの!」と嘆いても、あなたにはそれを乗り越えられるだけの力があるんだよ!という話で


逆を言えば、とても豊かな人生が送れる可能性を秘めているんです。


そういう人は、「ジャンプ力」が凄まじい。


マイナスから這い上がる力というか、勢いがあるし、覚悟が違います。


それは勇気を伴うけど、一瞬の奇跡で終わらない強さがあります。






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