こんにちは、ゆくりです。
アスペクトとは、惑星同志の位置関係を表します。
砕けた言い方をすると、Aという惑星の目の合う場所に、他の惑星Bが存在する場合、Aという惑星はアスペクトを結んでいると言います。
一方で、どの惑星とも目が合っていないCは、ノーアスペクトと呼びます。
アスペクトを取っている場合、天体同士が何らかの刺激を与え合うので、そこに新たな意味が生まれます。
例えば、かけそばに天ぷらを入れたら「天ぷらそば」として、出汁にコクが出たり、ちょっと豪華になったりしますよね。惑星の組み合わせによっては、天ぷらそばになれる素質を持っているのに、「私は一生天ぷらそばにはなれない」と悩むかけそばの立場かもしれない(笑)
じゃあノーアスペクトとはいうと、力を放った先に受け止めてくれる人が誰もいないイメージ。弓矢を放ったけど、見渡せる範疇に的がないから距離感が掴めなかったり、力加減がわからなかったりする。
だから戸惑うし、ちょうどいい塩梅がわからないと悩みがちです。光と闇が色濃く出やすいんですね。特に個人天体である太陽、月、水星、金星、火星がノーアスペクトの場合、自分で惑星をコントロールしている感覚を得られにくいかもしれません。
太陽なら目的意識や自分らしさの損失を感じやすい一方で、自分軸を持って他者に振り回されない可能性もある。
月なら心を砕けすぎて心身疲労が溜まりやすかったり、孤独を感じやすかったりするかも。
水星は抜群の集中力を発揮することもあれば、注意力散漫に陥る場合もあります。他の人には真似できない、独特の知性の使い方をします。個性が出やすいという意味で、小説家にも多いのが水星ノーアスペクトです。
金星は年を取らない感性を持ち続けられる人が多い一方で、バンクシーのように感性を爆発させ、自己満足の世界を突き詰める人になるかもしれません。
火星がノーアスペクトの人は、一番エネルギーの使い所に迷います。矢を放ちたい気持ちは強いのに、打つ方向性が定まらず、それが間違った方向で怒りや自己主張の強さにつながったりすることも。
他人の影響を受けにくく、純粋な星のパワーを炸裂できるのが、ノーアスペクトの魅力です。
ノーアスペクトの惑星こそ、個性を発揮する起爆剤になると思っています。
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