こんにちは、ゆくりです。
ここ数年、人間の心理学にすごく興味が湧いてきて、集団で心理セラピー受けたり、プロの元で心の仕組みを学んだりしていました。
西洋占星術で情報は山ほど引き出せますが、星の使い方には個人差があり、上手く生かすにはマインドセット(無意識の思考ぐせ・思い込み・ビリーフ)を変える必要が出てきます。
星読みをしている人の中には「NLP心理学(神経言語プログラミング)」を鑑定に取り入れる方もいます。
また、心理学と占星術を組み合わせた「心理占星術」というジャンルも今や有名ですよね。
心理占星術の源流とも言われるユングをはじめ、「あるがまま」の根源を伝えた森田正馬、「嫌われる勇気」で有名になったアドラー心理学など、様々な心理手法や概念が数ある中で、今回はアドラーが提唱した「劣等コンプレックス」について書きたいと思います。
アドラーは、人間の悩みは全て「人間関係」に集約すると述べています。
人間は人と比較する生き物であり、最初は劣等感を感じるのが当たり前。何もできない赤ちゃんは、ある意味、劣等感の塊のようなもの。
最初に劣等感を感じたとき、私たちの目の前には「3つの選択肢」が提示されます。
1)劣っている自分を受け入れる
2)劣っている自分にダメ出し・否定して逃げる(劣等コンプレックス)
3)劣っている自分にダメ出し・否定して強がる(優越コンプレックス)
1は健全な劣等感ですが、2と3は他者と比較しながら前に進むので、いつまで経っても自信が持てません。
劣等コンプレックスは「環境が整わない」「お金がない」など課題から逃げる自分を正当化し、優越コンプレックスは自分を着飾って完璧な自分を演じます。周囲は全員敵(縦の関係性)と捉えているので、理想のゴールに辿り着くまでずーーっと苦しい、、
どちらかというと、日本人は劣等コンプレックスが多い気がします(私もこっちだなぁ)
2と3は途中で心が折れて、やっぱり自分には無理となって、さらに自信を失う負のループに陥ります。
だから、「選択」って本当に大事。
人間の劣等感は標準装備されています。劣等感がない人なんていないし、生まれつき固定化されている訳でもない。だからこそ、私たちは「選択」の積み重ねによって生き方が大きく変わる、とアドラーは説いています。
これまでの選択を振り返り、今後何を選ぶかは、無意識に眠らせたままではなく意識化しておくことがおすすめです。
大事なのは、ダメな自分も、情けない自分も、無知な自分も全部OKにすること。
アドラーは努力の必要性を強く説いている人なので、結局はそこに集約するんだなと思いました。
怖いけど、受け入れる
自信はないけど、やってみる!
そうしているうちに、「心の筋肉」みたいなものが育っていく気がします。
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