こんにちは、ゆくりです。
今日は1室(1ハウス)について書きたいと思います。
1室は「私の部屋」です。
自分の肉体やその人が纏っている雰囲気や行動パターン、他者から判断される「個性」であり、「アイデンティティ」の最たる場所でもあります。実は、占星術では1室を最も重視するという見解が少なくありません。
1室のサイン(星座)を見れば、その人がどういう「色(個性)」をまとってるかが分かります。牡羊座から魚座まで、12星座のうち一つは必ず入っているので、例えばアセンダントが射手座だったら射手座、魚座だったら魚座の性質が強く出やすかったりします。
これだけでも、ある程度の個性は読み解けます。
でも、そこに惑星(月、太陽、火星、水星、金星木星、土星、海王星、天王星、冥王星)がある人は、「私の部屋」がより印象深い空間になるイメージ。
木星は外に外にと働きかけ、今ある「種」を発展させようとします。そのために、自分自身も柔軟な姿勢や、器を少しずつ広げていく。
そういう素質があるとも読めるので、周囲もそれに反応して人が近寄りやすいキャラクターになります。部屋ならオープンキッチンで、高い天井にシーリングファンが回っているような空間(笑)。
自分の可能性を広めようとするし、人にも起こる出来事にも寛容な部分があるかもしれません。
土星が1室にある人は、広げるのではなく、自分の濃度を高めて研ぎ澄ませていくイメージ。木星のように楽観的な挑戦主義では、自分の身を守れないと考えます。土星は危険を回避するには着実である必要があるし、自分に厳しくする必要がある。
だから、若い頃は「自信」を持ちづらいです。でも、乗り越えた先の晩年は強い「個性」を発揮できます。1室土星は、必要最低限の家具とモノトーンカラーでまとめたシックな部屋のイメージ。真面目で堅実、ストイック、責任が強いなどの印象を人に与えます。
1室に関しては、個人天体(月・太陽・水星・火星・金星)はもちろん、トランスサタニアン(冥王星・海王星・天王星)も強い影響が出るように感じます。
冥王星は姿形が人の記憶に残りやすく、天王星はグローバルや風変わりな印象を与え、海王星は現実離れしている印象を抱かれやすいです。
1室のサインや惑星は本当に重要で、1室のサインの支配星がどのハウスにいるかで、「生まれてきた目的」も読み解くことができます。
それくらい、1室と関わるサインや惑星はとても重要です。
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